今日(※メルマガ発行日3/11)は、東日本大震災から11年。今でも昨日の事のように、覚えています。 そして、今も復興のためにご尽力されている方々が大勢いらっしゃることにも、頭を垂れる想いです。 多くの方々が、価値観が変わったと仰られた大震災。そしてここ2年間程の世界的騒動や紛争。 世界は常に変わり続けている。当たり前ですが、星も常に動いています。 どの惑星も12星座の輪廻を廻り続けます。それは一言でいえば、価値観の変化や意識の上昇をあらわします。 生まれ持った星にプラスして、その時々の星の運行は、その人自身に、多種多様な彩りをもたらします。 昔から人はそれを、気運やバイオリズムと解釈していたのだと思います。 けれど大切なのは、「星の運行は宿命論ではない」ということです。 人の持つ真の力は無限大。星を超えて行って然るべし。 あなたの中から、こういった才能や力がでてきますよ、こういった気づきのギフトがありますよ、 よかったら使ってね、というニュアンスが原則です。 ●人間の意識>星、です。 間違っても、星に決定権があるのではなく、人間の意識が求めたものが、星の運行を活用できるのです。 大昔(中世、封建時代)、星に絶対的な影響力があると思われていた時代は一人一人の力を、 権力や権威に投影している時代でした。 自分の外側に、絶対的で変えることのできない、何か大きな力があると思い込んでいた時代。 けれど、土星外惑星(天王星、海王星、冥王星)の発見以来、徐々に人間の意識が変わっていきます。 天王星(1781年発見)は自由と独立を、 海王星(1846年発見)は唯物主義からの解放、内なる世界との繋がりを、 冥王星(1930年発見)は、人類がやがて「自分の内側に創造主が在る」 ことに気づくことができるようになることを暗示していました。 さて、星の運行を最大限活用できるのは 出生図(生まれたときの星)=生まれ持った本質をプラスに活かすことが大事になります。 ●理由はシンプルで、出生図が起点、軸となるからです。 先ず出生図があって、それを起点として進化の図(進行図)があります。 又、現在天を運行中の星(経過図)のギフトは、出生図に対してのものです。 生まれ持った本質や長所を生かしているということは、その惑星意識が輝いていることでもあるので、 当然、天を運行する星からのギフトを「高い周波数で」受け取りやすくなります。 これを幸運と解釈できるのだと思います。 余談ですが、先日、『日日是好日』を機にすっかり大ファンになった作家の森下典子先生の 新刊『青嵐の庭にすわる』を拝読しました。『日日是好日』の映画化や映画製作の現場に 参加されたこと、大ヒット映画となられた顛末などが書かれているものです。 そこに、 「昔、行き場のない旅人のように呆然と立っていた大学生の自分を思い出した。 紆余曲折だらけだった四十年の道のりが遠目に見え、 自分がかけがえのない物語を生きてきたことに気づいた。 ◆人は時々、人生を俯瞰できる見晴らしのいい場所にさしかかるのかもしれない。 あの日、人生の景色が変わり、そして、それは映画になった・・・・・・。」 のくだりを読んだとき、 「人は時々、人生を俯瞰できる見晴らしのいい場所にさしかかるのかもしれない。」 は、まさに星の巡りにおいても、同じようなニュアンスがあると感じました。 そして結局、本質を生かすとは、 自分の心に従うこと、外と比べず(隣の芝生は青く見える)、 自分は自分の長所や運が良いと思うところに集中していくことなのかもしれません。 その時、天を運行中の星のギフトを高い次元で受け取りやすくなり、 結果として、人生のバイオリズムや気運に恵まれている人、となるのでしょう。 まず自分の本質ありき。現在の星(バイオリズム・機運)は後から追随してくるもの、なのです。 (以上です) |