流行、時代の流れ。世の中の風潮、現代の価値観。 20年前、10年前は想像もつかなった事がどんどん実現化している。 「私の子どもの時は、スマホなんて無かった」と思うけれど、 祖父母の世代では 「私の子どもの時は、自宅に固定電話なんて無かった」時代です。 意識面の例では 昔は権威(目上の方、先生など)が絶対だった時代があるけれど、 今は権威が絶対である、と思っている人は昔に比べて明らかに少ない。 10年前とまで言わなくても、ウイルス騒動前の2019年以前と現在では、 また価値観もガラリと変わりました。リモートワークは加速し、 時代で淘汰された慣例や慣習も多くあります。 時代の変化は、ウイルスが作ったのでしょうか? そうではありませんよね。ウイルスはきっかけに過ぎません。 ●個人的な占星学の主観では、時代をつくっているのは、 集合無意識=1人1人の力が集まったもの、です。 集合無意識は、個人の潜在意識よりも深い領域で、 同じ共同体や種族、人類として繋がっている構造領域と言われています。 「人は、水面下(潜在意識下)では繋がっている」とか 「Oneness(ワンネス:すべては1つ)」は、この集合無意識の事を指しています。 ●占星学において、集合無意識をあらわす天体は、冥王星です。 冥王星は公転周期248年です。1つの星座に20年程留まります。 たとえば「てんびん座冥王星世代(1971年生まれ~1983年生まれ)」など、 その世代は冥王星の位置する星座の司る分野において、根底的な変容をもたらし、 その世代が社会で力を持つ年齢(30代後半~)になる頃には、 前と後では全く価値観が変わってしまいます。 冥王星(集合無意識)から受け取った情報が、 海王星(イメージ、潜在意識)→天王星(構造、改革)→土星(社会制度) →木星(発展と飛躍)・・・と、公転周期の遅い天体から 早い天体へと順に落とし込まれます。 冥王星(集合無意識)からの伝達において、 海王星は、インスピレーションやイマジネーションで受け取る星です。 芸術や音楽、映画、漫画などの作品に、 時代をかなり先取りされたものがあるのは世の常ですが、それは、 集合無意識からの情報をほぼダイレクトに受け取っているからなのかもしれませ ん。 ★さて、その根源的な立ち位置の集合無意識ですが、 それは、1人1人の想いや願い、祈りの集合体です。 ★そういった意味でも、1人1人が時代を創っていると言えるのです。 以前に『実践 引き寄せの法則』エスター・ヒックス著(吉田利子さん訳)で、 下記の文章を読んだときに、集合無意識とは書いてありませんが、 きっと集合無意識もこういった構造を持っているのではと思ってしまいました。 ☆・・・・・☆・・・・・☆・・・・・☆ 未来の世代はあなたがたの生き方によって大きな恩恵を受けるでしょう。 言い換えれば、あなたがたはコントラスト著しい世界を生き、 戦争を目にして戦争がなければよいと思う。幸福を願う。 飢えている人々を見て、その人たちが食べ物に不自由しないことを願う。 近所で、国で、世界で、あるいは家庭内で起こることを体験し、 それを生きることで、常に願望のロケットを生み出す。 (中略)だから、生まれた赤ん坊はすぐにケーブルに対応できる。 だから、彼らはインターネットを理解できる。だから、新しい仕掛けを理解できる。 彼らはすべてであるものの「最先端のエネルギー」から生まれてきたのです。 ☆・・・・・☆・・・・・☆・・・・・☆ 転載以上です。 ●私達が願った事、祈った事が未来の世界や世代に影響をもたらすのです。 実際に、いま、世界はどうなっているのでしょうか。 ニュースを見れば戦争や環境汚染など深刻な問題は山積みのようです。 しかし・・・ ハンス・ロスリング著の『FACT FULNESS(ファクトフルネス) ~10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣~』(日経BP) によれば、 世界の人口のうち、極度の貧困にある人の割合は過去20年で半分に減り、 自然災害で毎年無くなる人の数は過去100年で半分以下になり、世界中の 一歳児の中で、何らかの病気に対して予防接種を受けている子どもは80%にも及 ぶ。 世界全体で増え続けている良いことは、 自然保護、女性参政権、識字率、農作物の収穫、電気の利用、安全な飲料水、 絶滅危惧種の保全ほか。 世界全体で減り続けている悪い事は、合法的な奴隷制度、戦争や紛争の犠牲者、 天然痘、飢餓、大気汚染、児童労働ほか。 世界は常に進化していて、科学技術や産業の発達とともに、 かつて、そして今も多くの人が願った事が実現化されつつあるのだと思います。 ★さて、集合無意識をあらわす冥王星ですが、個人のホロスコープにおいては その人の天命のようなもの、根源的な強い意志をあらわします。 その人が、「自分はこのために生まれてきた」と思うもの、そこまで行かなくても 一番たいせつなもの、深く愛してやまないもの、何があってもゆずれないもの、 心の底から深く惹かれるものは、冥王星のエネルギーが関与していることかもしれません。 それをするとき、つまり、自分が自分自身で在るとき、 あるいは、外ではなく自分の中に永遠不変の力があると思い出すとき、 集合無意識からの応援を、より一層、受け取ることができるかもしれませんね(^^) (以上です) |