コラム「色の旅シリーズ」
メルマガで2009年より掲載した記事です
vol.1 感情のカラクリ(2009年8月)
第1回目は、ピンクとグリーンの色彩言語にちなんだエッセイです。
最近のニュース(※2009年8月現在)は、キケンな覚せい剤問題でにぎわっていますね。
なぜそんなコワイものに手を伸ばすかというのは、きっと様々な理由があるのでしょうが、「(嫌な気持ちから逃げるために)てっとり早くハイな気分になるから」と言っていた方がニュースで取り上げられていました。
けれど、ネガティブな感情を無理に抑圧してポジティブな感情に切り替えようとすると、あとで、その感情をまた感じるというツケが来る傾向が、心にはあるようです。
心理学を学んだ友人が「人生で起こる問題は、過去の未完了の感情が現象化したもの」と教えてくださいました。
人生はそれこそ毎日、色々な感情が湧き上がります。
良い気分もそうでない気分も、日々多くの感情を感じて人は生きていきます。
ちなみに、理由もなく、あるいは何かを引き金にして嫌な感情や重たい感情がわきあがってきたとき、それを感じきったあとには、自分が一皮剥けることがあります。
感情の後ろに隠された本当の気持ちや、行くべき方向ややりたい事、あるいは手放すべきもの、距離を置くべきものに気づくこともできます。
もちろん、どうしてもつらい感情の時は、無理をせずに休むこと、何も考えないで休むこと、それ以上がんばらない事が大切です。
さて、自分の感情を感じきって自分の本当の気持ちに到達すると、感情が昇華され気持ちも楽になることがあります。
その瞬間は、「ハートにスペースができましたよ」という合図だと思っています。
ハートのスペースとは、グリーンの色彩言語ですね。
古い感情を手放すと、スペースができて、そこに新しいものが入ってくるのです。
又、感情を昇華して自分の本当の気持ちに気づくと、自分と自分自身の関係性も健やかになります。
自分が自分の本当の気持ちに気づいてあげることは、自分を大切にすることに繋がり、ピンクの色彩言語「ありのままの自分を愛する」に繋がります。
ピンクとグリーンは補色ですから、自分の本当の気持ち=心の声に気づいてあげることが、ありのままの自分を受容することに繋がるのかもしれません。
自分と自分の関係性が鏡のように映し出されたものが、自分と人の関係性です。
自分を健やかに大事にしているとき、良い出会いがさらに増えていくのが人生の幸せな神秘です。