二十四節気と、星座の繋がり
はじめに
二十四節気の半分は、西洋占星学における星座の移り変りの日と同じです。(例:夏至は太陽がかに座に入る日、など)
四季と、12星座それぞれのエネルギーはリンクしている点があります。その季節の特色を見ていくと、その時期の星座の質に繋がります。それを全12星座ご紹介いたします。
いつの世も人間界は騒がしいけれど、自然界は悠然としている。混沌とした時代だからこそ、四季や自然とともに在ることを意識できたら、ブレない豊かな日常を送る事ができるでしょう。
『みそらの花を星と言い、地上の星を花と言う』(室生犀星)
「季節と星座」12星座一覧
春分。植物が芽吹く時期。自然界が新たに生まれ変わる季節。12星座の輪廻のトップバッター、おひつじ座もまた、この世に生まれ出たばかりの勢いをあらわします。
春から初夏にかけての自然界の恵みは、 風も薫るほどの美しい時期で旬の恵みや開花も多い。おうし座は自足をあらわし、自分の中に必要なものはすべてある、という星座です。
小満(5/21頃)に、太陽はふたご座に入ります。そこから約1ヶ月、育ち盛りの新芽が輝き、まさに「青い季節」。ふたご座は若々しさと知的好奇心の星座。
夏至。大自然(太陽、雨)が、地上のものをいつにも増して潤わせ、育む。かに座もまた、潤いと養育をあらわす星座です。
毎年大暑(7/23頃)から処暑(8/23頃)まで、太陽はしし座を通過します。
しし座の守護星は、太陽。まさに、太陽の季節の星座なのです。
夏の終わり。
暑さ(熱さ)から、涼しさ(落ち着き)へ。
この感覚こそ、現実的日常の些末なことさえも重んじる、おとめ座への移行です。
秋分。収穫とは、蒔いたものを刈り取る。「与えたものが、返ってくる」。
これは、てんびん座の質に繋がっています。
さそり座という星座は、紅葉や黄葉のように、たくさんの様々な出会い、経験を人生の光として吸収して
いくことによって、輝いていく星座です。
クリスマスは自然界とは別の、人間界の作った風習文化ですが、
射手座とクリスマスはとてもリンクしている点が多いように思います。
冬至は、「陰極まって陽となる」という自然の摂理を
思い出させてくれる機会と感じます。やぎ座もまた、長い夜の後に、必ず朝が来ることを見据えている星座です。
大寒。冬の空気は冷たいけれど凛と澄んでいて、
みずがめ座の超然としたエネルギーを思い出します。みずがめ座が改革をお家芸とするのは、
自然の循環、輪廻を促すためなのかもしれないと、私は思います。
梅の花が香り、風や空気がふんわり柔らかになってきて、夕暮れは優しいピンク、夜は朧月夜。なんとなく自然界の輪郭が淡いように見えるこの季節は、まさにうお座のエネルギーに相通じると思います。